海外の歯科医院 フランス編

 フランスの小さな町で歯科医療についてお話を伺うことができました。こちらでは少々の病気では病院に行かないそうです。日本のような国民皆健康保険制度がない事に加え、約20%という高い消費税率のため、倹約生活をしている人が多く、風邪などの病気の場合も含めて、薬局で薬を買って済ますのが一般的だそうです。

 薬局は生活にとても密着した存在で、薬の処方・販売のみならず、住民が採ってきた野生キノコの選別もしているのです。薬剤師は菌類の勉強をしているため、食べられるものか毒キノコか見分ける知識があるそうです。

秋になると日本では紅葉のシーズンで上を向いて歩きますが、フランス人はとてもキノコ好きなので、下を向いて歩いているそうです。

 歯科医院は個人の家の様な佇まいのところが多く、一日に数名の治療しかしないそうです。何気ないアパートの一室に治療室があるといったアットホームなものでした。

フランスでの治療費は日本と比べるとかなり高額です。だから、全く問題ないそうです。